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Hearthstoneについての自由帳

「ハースストーン JAPAN CUP」参加を迷っているあなたへ

日本プレイヤー限定の公式大会「ハースストーン JAPAN CUP」の開催が発表されました。

 

日本一を目指せ!ハースストーン JAPAN CUP 開催!

 

参加費無料、日本プレイヤー限定大会なので対戦相手や運営との日本語でのコミュニケーション可能、上位入賞で賞金+世界選手権への参加権がもらえると、いいことづくめの素晴らしいイベントです。

みんな出よう!!

 

とは言っても、

「ハースストーンは遊んでるけど、大会なんて大げさなものに出るのは気が引けるなあ……。登録めんどくさそうだし、ルールよくわからないし。グランドマスターっていうプロの人とか、ラダー一桁の人とか、普段から大会に出てる人とか、去年のイリダン党選手権優勝で颯爽とHS競技シーンデビューを果たしマスターズ予選も二度優勝した上面白くてためになるブログを随時更新中!!のtiboltさんとかもいるんでしょ? 自分なんか出てもどうせ勝てるわけないし……」

と参加を迷っている方もいるんじゃないでしょうか?

 

今回はそんな方に「やっぱり出てみるか」と思ってもらうためのお話です。

少しの間、お付き合いいただければ幸いです。

  

①登録について

大会はbattlefydiscordで諸々のやりとりをします。日本語にも対応してますし、初めて使うのでも特に問題はありません(私はありませんでした)。やってみればなんとかなります。私は自分の不手際で相手を待たせてしまったり、出すデッキを間違えて1ゲーム落としたりしもしましたが、運営にどう対処すればいいか聞いて、迷惑をかけたことは申し訳なく思いますが、まあ何とかなりました。やはり対戦相手にも運営にも日本語で伝わるのは大きいです。ルールを事前に理解しておくのは当然必要ですが、いざやってみるとトラブルは当然起こるものです。運営もそこのところは把握してくれているので、困ったときには聞いたらなんとかしてくれます。「大会に出たことないから迷惑かけるかも」と気にする必要ありません。

 

battlefy登録手順

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アカウント作成をクリック

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battle.netからハースストーンで登録しているユーザー名、パスワードを入力して登録。

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参加をクリック

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デッキはスキップでも登録完了できます。新カードが出てから、締め切りまでにデッキリストを提出しましょう。

 

②対戦ルールについて

公式のページに図入りでめちゃくちゃわかりやすく解説してくれてるのでそっちを見ましょう。3Hero1BAN、Bo3、コンクエスト方式。三つデッキを登録(3Hero)して、戦う前に互いに相手のデッキを一つ使用不可(1BAN)にして、残った2デッキで戦います。勝ったデッキは使用不可になり(コンクエスト)、最大三戦して先に二勝したほうがマッチの勝利(Bo3)となります。

一つのデッキをBANできるため、そこをどう戦略に組み込むかが考えどころです。例えばアグロデッキを三つ登録し、除去や回復などアグロに強そうな相手をBANしたり、単純に一番強そうな相手をBANするのもいいでしょう。

「BANなんて普段大会出てないから分からない」と心配しているそこのあなた。大丈夫です。新環境になってすぐの大会なので、他のみんなも正しいBANなんてよくわかっていません。なんなら私が去年勝った時なんて後から振り返ってみればBAN選択全部間違ってました。それでもなぜか勝っちゃいました。

勝てるときは有利不利関係なくうっかり勝っちゃう、ハースストーンがそういうゲームってことはみなさんもよくご存知でしょう?

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③自分なんかが大会に出ても勝てるわけないし

まず、私は去年の日本プレイヤー限定大会「イリダン党選手権」の優勝者です。

私はこの大会の時までハースストーンの大会に参加したことはほとんどありませんでした。上記リンクの冒頭で「実績のある強豪プレイヤーばかりが決勝ラウンドに残った」みたいな選手紹介がされるんですが、私に関していえば全くのウソです。運営側も「tiboltってやつは聞いたことないけど、他の三人は強豪プレイヤーです」と正直に言うわけにもいかず、優しいウソをついてくれたのでしょう。お気遣いいただき感謝しています。この時もはじめは出る気はなかったのですが、コロナの影響でベスト4の決勝トーナメントがオンライン対戦に変更になり、それなら都合が付けやすいと登録したことを覚えています。

もちろん、優勝できるなんて夢にも思っていませんでした。スイスラウンドを抜けたときはランクがダイヤ3で、決勝ラウンド前にはレジェンド到達しないと格好がつかないと遊びだしたらダイヤ5の底に沈んだときは、決勝を辞退するべきか一瞬悩みました。そんなレベルです。そんなレベルでも運が良ければうっかり勝っちゃうのがハースストーンのいいところです。

 

当時は運だけ120%で勝ったと自分で思ってました。

ですが、その後ちょこちょこ他の大会でも勝てた今振り返ると、少し違う考えも出てきました。

 

大会実績がなくても、ラダー上位じゃなくても、ハースストーンで遊んでるうちに、多少の実力はついていたんじゃないだろうか。

オリジナルのくそデッキで負けまくったり、資産集めで闘技場にハマったり、使ったことない強そうなデッキをコピーしてミスしまくったり、レジェンドランク到達を目指して頑張ったり。輝かしい実績じゃなくても、日の目を見ることはなくても、ハースストーンで遊んできたその過去は、少しずつではあっても。実力として知らず知らずのうちに自分の内に積み重なってきたんじゃないだろうか、と。

 

もちろん、普段から大会に出てるほうが経験として有利でしょう。ラダー上位にいけるほど深いデッキ理解ができていれば勝率も高くなるでしょう。

 

じゃあそうじゃなかったら勝てないのか?

いいえ。

そんなこと関係なく勝てることは、去年私が証明しました。

 

迷い、止まる必要はありません。

人知れず研いできたその爪を、披露する舞台が整いました。

「能ある鷹は爪を隠す」

今まで隠してきたその爪が、他者より劣っているなんて誰にも決めつけることはできません。その爪の鋭さを、自分自身が気づけていないだけかもしれません。

 

爪痕を残す覚悟はできたか?

 

「ハースストーン JAPAN CUP」参加を迷っているあなたへ。

次のチャンピオンは、あなたかもしれません。