「また優勝するとかtiboltさんすげえなあ。こんなに勝てるってことはきっとプレイングが正確で、環境理解が深くて、イケメンで、人格に優れ、女性にもモテモテなんだろうなあ」
と無垢に信じてくれている全国一万人のtiboltファンにまず謝らなければいけないことがあります。優勝後改めてデッキ構成をお借りした山下智久選手（山下智久#3502）のBAN履歴を確認したのと、グランドマスターズの解説を聞いた結果、私のBANが全部間違っていたようです。なんてこったい。
私のBAN履歴は真似していいものかどうか怪しいので、くれぐれもお気を付けください。
うっかり私の真似をしてしまう被害者が出ないように、以下に山下智久選手のBAN基準と、私のBAN基準について記しておこうと思います。
＜デッキ構成＞tibolt#1129
サイクロンメイジ、ガラクロンドプリースト、爆弾ウォリアー
①山下智久選手のBAN基準
BAN優先度はプリースト＞爆弾ウォリ＞ローグ＝トーテムシャーマン
最近流行りのプリースト（ガラクロンド、ハイランダー、ドラゴン）、爆弾ウォリアー、守護獣ドルイドをメタった構成。その構成と当たった場合お互いプリーストをBANし合うことになります。そのため、爆弾ウォリアーには最近抜かれることも多い「扇動する船頭」「鎧職人」セットを入れ、装甲を稼げるようにすることでミラーに強くしています。そしてドルイドに変わり、理論上守護獣ドルイドに勝てると言われているサイクロンメイジを採用しています。なぜ理論上と注釈をつけたかというと、このサイクロンメイジの走りであるHunteraceが使ってた時はドルイドに勝ち越していましたが、現在HSReplayでサイクロンメイジを調べてもドルイドに有利というデータは見つけられません。Hunteraceがうまかっただけなのか、テクニカルなデッキなので真似して下手な人も使うから勝率が出ないだけなのか、判断はお任せします。
②tiboltのBAN基準
私見ではテンポメイジは守護獣ドルイドに不利だと思っています。特に大会だと守護獣ドルイドはアグロがメタってくることを読んで「湖のスレッシャー」の採用率が高くなります。サイクロンメイジは直接ダメージスペルはなく、盤面からダメージを稼ぐデッキなので、スレッシャーで盤面を除去されると途端に厳しくなります。挑発を突破する手段も乏しいので（「退化の矢」しかなく、対象が不確定）「解き放たれしイセラ」に「鉄の樹皮」がつくだけでも苦しいです。ついでにドローでリソース稼いでこつこつ勝つデッキなので爆弾ウォリに勝てる気はしない。
爆弾ウォリアーもドルイドに勝てるか疑問でした。「扇動する船頭」「鎧職人」セットはミラーに強くなるのはいいんですが、そもそもなぜこのセットが抜けだしたのかというとドルイド相手に２，３点のAOEが無力だからなので、無駄牌が増えています。対ドルイドを意識するなら「衝突事故」なんかをいれるといいと思います。「守護獣」に対する明確なカウンターカードです。トワイライトランナー×２が出てきたら知りません。
むしろ爆弾ウォリアーは実はプリーストに勝てるんじゃないかというデータもあります。逆に言えば相手の爆弾ウォリアーにこっちのプリーストがやられるんじゃないかと思ってBAN優先度を高くしました。しかしプリーストに勝つためには爆弾だけでは打点が足らないので、「砕けざるガラクロンド」による継続打点が重要です。
プリーストは知らんけどなんにでも勝つんじゃないですか？ 知らんけど。
以上の理由から私のBAN優先度は 爆弾ウォリアー＞＞＞zooウォーロック＞守護獣ドルイド＞ローグ でした。
山下智久選手と大きく違いますが、それでも勝っちゃたので、勝ちに不思議の勝ちありとはよくいったものです。このデッキ構成は爆弾ウォリが一番苦手にしているように私は思います。ちなみに対戦相手の方がこちらのデッキ構成を正しく理解していたため、「tiboltのデッキ構成はプリーストをBANしてくるはず。だからそれを踏まえてこっちのBAN選択はこうだ！・・・あれ？」みたいな展開も何度かあり、相手を翻弄できたのが勝てた要因の一つです。敵を欺くにはまず自分から、ともよく言いますね。
山ｐのBANが正しいのか、私のBANが正しいのか、みなさんで考えてみてください。
＜要約＞
BANが違うって？ 勝ちゃあいいんだよ勝ちゃあ。
