楽しすぎて二日でランク8000→100位まで上げてしまった。
せっかくなのでデッキガイドを書いてみます。
今回紹介するのは新拡張「バッドランドの決斗」で登場した新デッキ、ナーガデーモンハンター。新カード「瞑目の狙撃手」をエースとしたコンボアグロデッキ。ナーガ、呪文、ナーガ、呪文、ナーガ、呪文と繰り返すコンボで1ターンで30点以上のダメージすら平気で叩き出すトンデモカードです。
レジェンド一位報告も多数あり、今最も勢いのあるデッキタイプといっていいでしょう。ついでに、レジェンドカードが一枚も入ってない激安デッキでもあるので簡単に作れるのもいいところ。使っている感じ「瞑目の狙撃手」強すぎて将来のナーフは確実なので、遊ぶなら今!!
「バッドランドの決斗」環境 ナーガデーモンハンター
【サンプルリスト】
【デッキコード】
AAECAbn5AwKNpQXZ0AUOiLIEmLoE+b8EpeIEq+IExuIEve0ElaoF5OQF4fgFxfkFhY4GhpAGjZAGAAA=
【基本プレイ方針】
一目見てわかる通り、「獰猛なスリザースピア」「奇跡の薬売り」「本の虫」といった軽量ミニオンによるビートダウンをしながら、「グレイヴルーペ」「盲目の治安判事」で手札を補充し、隙を見て「瞑目の狙撃手」コンボを叩き込むことがこのデッキの基本プラン……
ではありません!!!
実際のところ、上記のゲーム展開になることはよくあります。しかし、それはあくまで第二プラン。本命の剣が用意できない場合の、護身用の脇差でしかありません。脇差もそこそこやりますが、それが真価ではありません。侮るなかれ。
このデッキが目指す最も強い動きである本命プランは
『「瞑目の狙撃手」を出して、相手のターンでは除去されず生きたままターンが返ってきて、次のターンにコンボを回しバーストダメージを叩きこむ』
です。
例えば3ターン目に「狙撃手」を出して生きて4ターン目を迎えれば、コンボに使えるマナは4マナ。「狙撃手」を同一ターンに出しながらこれだけのマナを用意しようと思えば7ターン目になるわけです。
『7ターン目に勝つより4ターン目に勝つ方が強い』
簡単な話でしょう?
【基本マリガン】
常にキープ
・「瞑目の狙撃手」
キープできている場合、コンボ始動のための1コストナーガ(「獰猛なスリザースピア」「失敗作」)を1ターン目の展開用とは別に追加キープ
・1コストミニオン(少なくとも1枚)
優先順位
「奇跡の薬売り」>「よろめくエサゾンビ」>「周波数オシレーター」>「獰猛なスリザースピア」>「失敗作」
1コストナーガはコンボを回すときに価値が高いので、ナーガ以外で序盤展開ができるのが理想。
「薬売り」は断末魔で得られる「ヘビの油」が「狙撃手」コンボを0コストで回す用、「カラカラのならず者」の起動用、「本の虫」「証拠隠滅」のデッキ戻し用、交換でパーツ探し用と大変便利なため、早めに出しておいてさっさと死んでおいてもらいたい。
・「本の虫」
デメリット持ちとはいえ常識破りのスーパースタッツ。そのデメリットも「グレイヴルーペ」「盲目の治安判事」によって相殺されるのであってないようなもの。現環境は2点、3点の除去が多く、体力4はかなり盤面に残りやすい。
こいつが生き残れば相手は除去がない、こいつに除去を使えば相手は除去が残ってないんじゃないか?、となるのでどっちに転んでも「狙撃手」着地前の安全確認に最適。
・(異端で使えるなら)「むら気な賢者」
コンボパーツを軽くできるとスーパー強い。
このデッキは0マナがかなり多いのでコスト軽減が0マナに吸われて無駄になってもそこまで気にしないように。そういうもんです。
基本的にキープしない
・「グレイヴルーペ」&「盲目の治安判事」
最初に言った通りこれらでパーツを探すのはあくまでも第二プラン。「狙撃手」コンボを早期に決めてゲームに勝つならそれが手っ取り早いです。
ドロー手段が何もなければ早々に手札がスッカラカンになってしまいますが、「狙撃手」含めて6枚のドロー手段は4ターン目までに一枚ぐらい引けると見積もりたいところ。ドローをなにも引けないことを恐れてキープして、ドローを重ね引いて展開力やドローバリューを落とすほうがよくないと考えて私は基本的にはキープしません。
【対戦相手ごとのゲームプラン】
①シフメイジ 超有利
【追加キープ】
きれいに消費できる手札がそろっている場合に「グレイヴルーペ」or「盲目の治安判事」(有利なので少し弱めのキープでも事故らなければ勝てるため)
相手の盤面にミニオンを残さず「狙撃手」を置くのが一つ目のポイント。シフメイジの序盤は除去性能が低く、3ターン目に出した「狙撃手」を除去する方法がほぼない。「フレイム・ガイザー」「魔力の矢」の3発は非現実だし、盤面を残さなければ「残響リバーブ」だけでは除去に至らない。うっかり「本の虫」に「フェルの炎もなんのその」で急襲をつけていると「リバーブ」で除去に使われるので少し注意。
「狙撃手」が序盤から使えないパターンても4、5ターン目の「被造物の秘蔵っ子」はせいぜい3点ダメージで、「本の虫」「盲目の治安判事」を除去するには少し足りないことが多い。できる限り体力4を維持したまま攻め続けよう。
②パラディン 微有利(「決斗!」「プリズムビーム」されたら負け、されなければ超有利)
【追加キープ】
・1コストミニオンの複数キープ検討(2ターン目に1コス+ヒロパの動きも強い)
・「獰猛なスリザースピア」「失敗作」の優先順位上げ(体力3がパラディンには強い)
・「イリダン党の予習」キープ(「セキュリティ!!」がこのマッチでスーパー強い)
・後攻時、「フェルの炎もなんのその」キープ検討
「狙撃手」を「決斗!」で返されると悲しいので、出すにしても2,3回は能力起動できるタイミングで出すのを目指そう。とはいえ展開次第では割り切って出すのも全然OK。持ってなければ勝ちはさすがにリターンが高すぎる。
「決斗!」「プリズムビーム」コンボを避けるには「本の虫」含むミニオン2体ほどで攻めなければならないが、それで「ブギーダウン」「ビュッフェ係のビッグガン」等の横展開に対処できなくなってしまうと意味がないので、無茶なケアはせず持たれたら負けと割り切ったほうが勝率は出る気がする。「プリズムビーム」ぐらいはケアしたいので、できるだけ体力4を維持することと、ミニオン数は3体ぐらいにしてしっかりマナは払ってもらおう。
③ドラゴンドルイド 五分
【追加キープ】
「瞑目の狙撃手」キープかつ序盤の展開札もある場合、「フェルの炎もなんのその」キープ
「狙撃手」をきれいに叩き落とす「スパンテイル・ドレイク」の存在がいやらしい。とはいえ展開が遅いと「ドラゴン・ゴーレム」に蓋をされてしまうので、割り切って出すことも全然あり。「フェルの炎もなんのその」で「狙撃手」の体力を6にしてドレイクの射程圏外にするのは非常に有効なため、積極的に狙いたい。
④ナーガデーモンハンターミラー 五分
【追加キープ】
特になし
「狙撃手」を引けないほうの負け。
0コストの除去札が複数あるので、「狙撃手」を出して次のターンまで生き残っていることはほとんどない。そのため出すならそのターンで勝負を決定づけるほどコンボバリューを発揮したい。
しかし、序盤に盤面を取られてしまうと取り返すためには「狙撃手」コンボをスタートせざるを得なくなってしまい、そうなるとカウンター「狙撃手」コンボで負けてしまう。
というわけで、「狙撃手」コンボをしっかり準備するために、実は序盤の盤面がけっこう大事だったりします。
ちなみに一番強いのは「狙撃手」二枚引けるやつです。元も子もない。
⑤激怒ウォリアー 五分
【追加キープ】
特になし
ウォリの序盤の除去性能は弱いので「本の虫」「狙撃手」が生き残って打点を稼ぐのが勝ちパターン。ただいったん激怒ウォリ側が盤面を握ると「満力の斧」で延々強化されていくので、逆転は難しい。
いくらこっちが展開しても「炎の試練」一枚で返されてしまうので、それまでに勝負を決定づけるのを目指そう。
⑥疫病デスナイト 有利
【追加キープ】
特になし
疫病デスナイトの除去は「沈没する船と共に」「自分で蒔いた種」と3点ダメージしかないので、盤面さえ抑えれば「狙撃手」が除去されない。3ターン目「狙撃手」でイージーウィンを狙う。
ただ、それができない場合はデッキを掘り進める分疫病をたくさん引くことになり少々厄介。「凍結の疫病」でコストが上がっているときでも「踊り食い」はなぜか0コストで使えるので豆知識として知っておこう。