これからのヨグ=サロン様の話をしよう

Hearthstoneについての自由帳

レジェンド報告に価値はないのか

先日、「レジェンドランク到達の価値が失われた」という言説を見かけた。

 

いわく、現在のハースストーンスタンダードモードにおいてはbotが大量発生している、らしい。botは安価なデッキを使用し、かつ、自動化された動きしかできないのであまり強くはなく、botに大きく勝ち越すことは難しくない、らしい。そのため、以前と比べて簡単にレジェンドランクに到達できるため、レジェンドランク到達が強さの証明の価値を失った、らしい。

 

歯切れの悪い文章になってしまうのは、私自身はbotとの対戦経験がないからだ。

ハースストーンは内部レートでマッチングが調整されている。私も先月のレジェンド順位3000位台と自慢できるほどではない(自慢できるほどではない、って表現使って本当に自慢できないことあるんだ)が、botは当然勝率が低く内部レートが低くなるので、一定以上の内部レートがあるとbotとは当たらない仕様になっている。

 

ただ、botとの対戦経験はなくともbotが大量発生していることに疑いはない。

Twitterでは大量のbotの嘆き節をよく見るし、レジェンド人口の急激な増加もその証左だろう。アジア太平洋スタンダードレジェンド人数はシーズン122(2023/12)で85004人、ちなみに一年前のシーズン110(2022/12)は11005人であり、一年で八倍になっている。中国サーバー閉鎖の影響を考えても増え過ぎである。人間の仕業だけではない。

 


以上を鑑みた上で、「レジェンドランク到達の価値が失われた」と問われれば、私の答えは当然「イエス」だ。

botは人間よりも弱い。botが多いなら勝ち星を稼ぎやすい。この状況ではレジェンドランクの強さの証明という価値は、0になったとまでは言わなくとも、全く下がっていないと言い張るのも空虚に感じる。

 

ここまでが前置き。

ようやくタイトルの話を始めよう。

 

では、「レジェンドランク到達の価値が失われた」なら「レジェンド報告にも価値がなくなった」のだろうか。

この問いに、私は声を大にして「ノー」を叫ぼう。

 

そもそもなぜゲームについてSNSで語る必要があるのか。

多少の違いはあろうが、基本的に目指しているのは共感だろう。

大雑把に言ってしまえば、褒められたい。

 

現代社会でいい年した大人がほめてもらうのは少し難しい。

無条件でほめてもらえるのは幼児か神かぐらいで、私たちはどんなに努力しても幼児にも神にもなれない。仕事をしていてもなかなかほめられないのに、ましてゲームなんかしていてほめられるわけもない。日本チャンプになったからってモテモテになることもない。

 

それなら、せめて同好の士の間でぐらいほめられたっていいじゃないか、と思うのだ。

 

私がブログをしているのも要は褒められたいからである。せっかくならいっぱいいいねが欲しいし、引用RTしてほしいし、コメントしてほしい。

ちなみに残念ながら当ブログはほとんどコメントがない。最新のコメントは2022年1月5日ガフさんに書いていただいた、「ダークムーン・フェアへの招待状 全レジェンドカード事前評価」への「今更来たけど半分以上的外れで草 センスなさ過ぎ」である。補足すると「ダークムーン・フェアへの招待状」は2020年の拡張である。今更過ぎて草。

 

ほめてというにも何かしら理由がいるので、その理由として「レジェンドランク到達」という区切りはうってつけだ。

それに、レジェンドランクが「強さの証明」にならなかったとしても、「それなりにハースストーンを遊んでいる証明」になることは間違いない。そのことが、私は単純にうれしい。自分が好きなゲームを、他の人も遊んでくれているということが単純にうれしいのだ。

 

だから、私は見かけたレジェンド報告ツイートにはできるだけいいねを押そうと思う。

レジェンドランク到達が「強さの証明」足りえないならば、いいねがつくことでレジェンドランク到達の価値を少しでも高められればいいな、と願っている。

 

 

なにより、来週1/19(金)にはミニ拡張「深層究明ディープホルム」が発売される。

 

 

新カードを使ってのレジェンド報告は通常の10倍の価値をもつと一般的に言われている。

 

この機を逃す手はない。


新カードを使ってのみんなのレジェンド報告を楽しみに待ってるぜ!

 

それから、当ブログの最新コメントの更新もお待ちしています。