これからのヨグ=サロン様の話をしよう

Hearthstoneについての自由帳

ハースストーンメンタルガイド

今週はいよいよマスターズツアー予選最終週。かつ月末ラダーもあと一週間。

皆様ストレスフルなハースストーンライフをお楽しみでしょうか。

ハースストーンを引退した方は日々の生活にストレスがなさ過ぎて逆に不安になるという話が私は好きです。

適度なストレスは脳の働きを活性化させ、神経細胞が大幅に増殖し、記憶力が向上するので、ストレスとハースストーンは相互シナジーを形成しています。喜んでストレスを受け入れていきましょう

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とはいってもただでさえストレスフルな現代社会です。そうも言ってられないでしょう。私はかれこれ5年もこのゲームでストレスをため続けた古の民なので、その中で培った心構えをお伝えします。

 

①台パンをクラップに

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感情が行動を引き起こすのと同じくらい、行動が感情を引き起こします。怒っていたらその原因が解消されようがイライラが残りますし、笑っていたらなんとなく楽しい気分になってきます。とんでもないブン回りをされたとき、重いところから順番に引いてしまったとき、RNGでめちゃくちゃされたとき、台パンしたい気持ちをぐっとこらえ、拍手してみることをお勧めします。その瞬間自分は、「運の悪い被害者」から「不幸すら楽しむ余裕者」に変わります。そうなるともう怒る気もなくなるから不思議なものです。

「笑う門には福来る」とも言いますね。だから私がヨグボックスリーサルを決めたとしても笑って許してください。いつも心にクラップを。

 

②勝てるときは勝手に勝てる

私が競技シーンに出てきたのは今年四月のイリダン党選手権からですが、正直私自身出場した時は勝ち上れるなんて微塵も思ってませんでした。今見ても当時の練度、構築でなぜ勝てたのかよくわかりません。一番わかりやすいデーモンハンターのリストを予選一位抜けのTredsredさんのものと比べてみましょう。ひどさがよく分かります。

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終盤の優秀なダメージ源である「アズィノスのウォーグレイブ」「グレイブの達人」をまさかの不採用。後半のダメージがアルトルイス頼みになってしまっています。代わりに「脱走したマナセイバー」が入っているくせにそれを活かす高コストカードが入っているわけでもない。なんだこのリスト!?(当時は採用率低かった「爆熱バトルメイジ」を入れてることだけ評価できる)こんな謎リストにもかかわらず予選ラウンド6-1(2BAN)で大活躍しています。「勝ちに不思議の勝ちあり」とはよく言ったものです。

こうした経験が私の原点になっているので「なんか知らんけどその内勝てるときは勝手に勝てるやろ」の精神でマスターズ予選に挑んでいました。前回の記事(☆優勝☆大会備忘録3 ㋔が板 Masters Tour Montréal - #63 - これからのヨグ=サロン様の話をしよう)で書いた通り、全マッチ無茶苦茶運が良くて勝ち上がっています。追い風が吹く日は必ず来ます。すみません嘘です。吹く日もあるかもしれませんし、ないかもしれません。ただ、確実に言えることは、帆を張らなければ風を受けることはできません。チェックインを押せない者が優勝することはないのです。

 

③ハースストーンは運ゲー

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実力が全く関係ないと言っているわけではありません。しかし、RNGはもちろん、ドローもランダム要素である以上、ハースストーンの勝敗に運が関係ないと言い切るのは不可能です。もちろん勝率を高めるために構築やプレイの練度を上げることが大事なんですが、かみ合い次第で初心者でも世界チャンピオンに勝つ可能性があるのがカードゲームです。どんなに努力しても負けうると言えば残酷な話ですし、実力で負けていても勝つチャンスが十分にあると言えば私のような凡プレイヤーには救いのある話です。

勝てない理由なんて探そうと思えばいくらでも見つかります。

・ラダー上位じゃない。

・やりこむ時間がない。

・大会経験がない。

・資産が足りない(それはさすがに買いましょう)。

そんな諸々の理由を全部飲み込み

・運が良かったから勝てた。

で全部解決できる可能性があるのがカードゲームです。恐ろしいことに。

予選で一没することもあるでしょう(半分のプレイヤーが一没すると考えたら当たり前です)。ラダーで不利マッチを踏み続けることもあるでしょう。運ゲーですからそんなこともあります。その分運の揺り戻しが起こって次の予選は勝ちまくれるかもしれません。明日にはラダーで有利マッチを踏み続けるかもしれません。

このゲームと運要素は切っても切り離せない仲です。諦めて仲良く付き合っていくしかないんです。あくまで、仲良く。

 

④最後に

私がイリダン党選手権、マスターズツアー予選で優勝したのは、実力的に分不相応な結果だと自分で思います。でもそんなことがあり得るのがこのゲームのいいところです(悪いところでもあります)。

最後のマスターズ予選に挑戦する皆さん。トップ8回数がもう間に合わないとか関係ありません。

優勝すればいいんです。

優勝なんてできるはずない? 

奇遇ですね。私も自分のことをそう思ってました。

フランスのことわざに「卵を割らなければオムレツを作ることができない」とあります。何事もやってみなくちゃ始まりません。おいしいオムレツがみなさんの食卓に並ぶことを祈願して、今回の締めにさせていただきます。

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<要約>

メンタルが弱ったらオムレツを食べよう!