なんどもナーフを食らいながらもゾンビのようにtire1にしがみつくテンポデーモンハンター。
ウォークラフトの歴史ではちょろっと暴れた後数十世紀投獄させられたイリダン君。ハースストーンの世界では投獄されるずっと元気に飛び回っています。激怒ウォリアーには明確に不利ですがその他のほとんどのデッキに五分以上の相性をもっています。軽いミニオン、除去、回復、武器、バーストダメージ、ドローとなんでもござれな強キャラです。そんなイリダン君をのしたおすためのいくつかの小ネタを紹介します。
サンプルリスト（HSreplayで一番上に合ったリスト）
①ヒーローを凍結させる
デーモンハンターは多くのギミックがヒーローの攻撃が条件になっています。ヒーローを凍結させることで、武器、「バトルフィーンド」、「サテュロスの監督者」、「グレイブの達人」を無力化できます。特に、「サテュロスの監督者」を出せなくする３ターン目、「アズィノスのウォーグレイブ」「グレイブの達人」を使いたい５ターン目、バーストダメージを出したい後半いつでも、つまりだいたいいつ凍結させても強いです。
「ウォーターエレメンタル」が「アズィノスのウォーグレイブ」で処理された場合だと、次ターンまで凍結が続かないのは悲しいところです。「凍結」は攻撃権を消費することで解除される仕組みなため（凍結ミニオンをコピーして次ターンも凍結されたままなのもよくあるやつ）、ミニオンを攻撃することで「アズィノスノウォーグレイブ」の効果で得られた攻撃権を消費してターン内で凍結が解除されてしまいます。残念。
②武器を自由に振らせない
デーモンハンターは「アズィノスのウォーグレイブ」を無茶苦茶に振り回してくるので、こちらから殴らなくても１５点ぐらい体力が減っているのは日常茶飯事です。ヒーローを殴ったり、攻撃力の高い挑発を殴らせたりすることで「アズィノスのウォーグレイブ」を自由に振れなくなることがあります。私がデーモンハンターを使っていた時、相手のスペルドルイドがイセラの夢ポータルから十分な高スタッツミニオンを展開していたのに「森の魂」まで使ってしまったため、トレントを殴り続けることで「バトルフィーンド」の攻撃力を上げてぎりぎりリーサルというのがありました（「他のドラゴンミニオンを殴り続けられる体力は残っていなかった）。「鉄の樹皮」を二枚とも一匹の高スタッツミニオンに集中させることで殴れなくさせるのが有効な場面もあります。テンポデーモンハンター相手には守勢に回りがちですが、相手体力もちょっと注視しておきましょう。
③アルトルイスを待ち構える
テンポデーモンハンターには全体除去は「異端者アルトルイス」しかありません。大きく盤面を取り返すにはこのカードを使うしかないので、盤面で大きく有利を取っている、「グルダンの髑髏」で引いたカードを不自然に抱えている、などの場合アルトルイスケアをしておきたいところです。来るのが予想されるならば、無駄に盤面に展開しすぎない、「爆弾ラングラー」「鎧職人」など全体ダメージと相性のいいミニオンを場に出しておく、アルトルイスを除去する準備をしておく（武器装備、除去を温存する）、ヒーローを凍結させる（「二連斬」、「混沌一閃」が絡んで攻撃力が自然と上がるため）、といった対策が取れます。
④最後に（蛇足）
デーモンハンターの一番の欠点はイリダンが半裸身勝手横恋慕傲慢稚気野郎ということです。兄貴の彼女に惚れ込んで、振り向いてくれないからってブチギレて世界を危険にさらすスタンドプレーに走る恐ろしい奴です。そんなひどいキャラクターなんて使いたくないですよね。使ってると使用者の性格まで歪んでしまいかねません。おお怖い怖い。
アランナー早く来てくれー。ブリザード頼むー。
