最近めきめき頭角を現してきたフェイスハンター。
HS最初期から存在する由緒あるデッキタイプです。
私は今月フェイスハンターでレジェンドに到達しましたが、対戦相手がフェイスハンターとの戦い方をよくわかっていないことがいくつかありました。本頁ではフェイスハンターと対戦する際、気を付けておくべきポイントをいくつか紹介します。
①ダメージレースの意識
フェイスハンターが1ゲーム中に出せるダメージは40点前後。そのためフェイスハンターは盤面の処理にダメージを割かなければいけないことを最も嫌がります。もちろん基本は盤面の処理ですが、ダメージレースで優位に立ちフェイスハンター側を処理に回らせることができれば、自分の体力を守ることにもつながります。攻撃は最大の防御。
特に断末魔ダメージミニオンは最大打点を出すためには自ら死ぬ必要があります。つまり、フェイスハンター側が次ターンにリーサルを決めたい(こちらがこのターン+次のターンでリーサルを狙える)場合、わざわざ倒してあげる必要がありません。処理に回るべきか、顔面を詰めるべきか、互いのリーサルターンを逆算して決めましょう。
②罠の踏み方
フェイスハンターの罠の9割は「爆発の罠」。(たまに「群れの戦術」)
ミニオンはできるだけ盤面の処理に回してから踏む、処理するときは「群れの戦術」をケアして断末魔もちミニオンはあとで処理する、は基本として、応用技がいくつかあります。
応用A サテュロスの監督者
「サテュロスの監督者」が場にいてヒーローの攻撃で「爆発の罠」が起動した場合、その攻撃で召喚された2/2ミニオンは場に残ります。直観的にわかりにくいですが、ハースストーンは致死ダメージを受けたミニオンでもその能力が誘発するシステムになっています。この頁で一番需要ありそうな内容がここ。もうブラウザバックしても大丈夫です。嘘です。せっかくなら最後まで見てください、お願い。
応用B 全体ダメージを利用する
「鎧職人」を出して罠を踏めば最大5装甲(ミニオン7体分7装甲ー罠2ダメージ)、「内なる怒り」「血盟の傭兵」で「鎧職人」を増やしてから踏めば最大12装甲(ミニオン7体分7装甲×2-罠2ダメージ)を稼ぐことができます。
他の利用法は、断末魔を能動的に起動することができます。特にフェイスハンターミラーで「レプラノーム」などの断末魔ミニオンを即座にダメージに変換することが効果的です。
③もう1ターン耐えるために
獣ミニオンの処理
フェイスハンターはデッキ内に獣ミニオンがそう多くはありません。挑発ミニオンや凍結などで盤面のミニオンからダメージが届かない状況でも獣ミニオンを処理しておくことで、「殺しの命令」のダメージボーナスを防ぐことがままあります。
盤面に何体並べるか
平成の時代から、フェイスハンターの基本リーサルパターンは「猟犬を放て」+「殺しの命令」です。わざと不利トレードをしたり、除去を自分のミニオンに使ったりすることで「猟犬を放て」のダメージを減らすことができます。相手が何点出せるかを計算して盤面を整理しましょう。極端な話では、場に一体もミニオンを出さないことで「殺しの命令」のダメージボーナスも防ぐことができます。
④最後に
ケアというのはゲームに勝つためにするものです。
「『猟犬を放て』をケアして盤面のミニオンを減らした結果、次のターンリーサルに届かなくて結局その次のターンに負けてしまった」では意味がありません。割り切りも大事。
フェイスハンターとの戦いはいつもぎりぎりのダメージレースになります。あと1ターン、あと1点に差をつけて、ダメージレースを差し切りましょう。
ちなみに私はレジェンド到達までお世話になったフェイスハンターを最近乗り捨てて、テンポウォリアーに魂を売ってしまいました。
レクサーよ、狩られるのは貴様の方だ。