5/6改訂 赤字で追加
(1)前書き
みなさん、「集え!レジェンド・フェス」環境を楽しんでいますか?
ローテーション直後特有の、使えるカードががらりと変わった新鮮な環境を楽しんでますか?
周りを見渡すと新しいデッキがいっぱいでウキウキしますね!
40枚赤デスナイトに、テンポ青デスナイト、それから遺物デーモンハンターとピュアパラディン、ミラクルローグですか。
なるほど……なるほど……
新環境とは???
というわけで?今回は新デッキの「異端デーモンハンター」のデッキガイドです。
なお、内容は特に根拠のない独自感覚なので用法容量を守って正しくお使いください。
(2)デッキ紹介
C8763使用 レジェンド一位到達 異端デーモンハンター
ちなみに私がレジェンド94位に到達したときの個人成績。
序盤は、大量の軽い異端カードと、異端カードを使うとコストが下がる「剛腕の復讐者」によるテンポ。
中盤は、息切れを防ぐ、新カード「グレイブター」による大量ドロー。
終盤には「レディ・サセーノ」+「荒くれファン」のOTKコンボ。
序盤、中盤、終盤、隙のない素晴らしい構築。
さらに、うっかり盤面にミニオンが残れば新レジェンド「ハルヴェリア・ダークレイヴン」がとんでもない打点を叩き出す。
盤面に急襲ミニオンが残っている場合「ハルヴェリア」で「サセーノ」の攻撃力を上げるコンボパターンもあるのは覚えておこう。
ドローが回らず手札が減ってきた場合は、異端カードを一枚は手札に残しておく。一枚あれば、「悲惨な追放者」をトップから引けば連鎖して複数ドローにつなげることができる。
最近主流のデッキリスト
levik使用 異端デーモンハンター
ナーフされた「荒くれファン」を抜き、「ホークストライダー伯楽」を入れて盤面を強くした構築が最近は増えています。「伯楽」はコスト軽減効果の「獰猛なアウトサイダー」「むら気な賢者」「ステージ殺到」あたりと相性がいい。「ステージ殺到」で引いた「アウトサイダー」は温存しておき次の「伯楽」と合わせて使うのはよくある手なので、「ステージ殺到」で引いて異端だからといって「アウトサイダー」をすぐ投げないように注意、要検討。
(2)マリガン
・常にキープ
「獰猛なスリザースピア」、「イリダン党の予習」
・左端から異端で使えそうな場合キープ
「深紅の秘印の使い走り」、「獰猛なアウトサイダー」、「セキュリティ!!」、「むら気な賢者」
・だいたいキープしていい
「グレイブター」、「忘れられし者フェレイン」
左端にあるならマリガンで返すが、右端にあり、序盤の動きがある程度あるならキープを検討する。「むら気な賢者」でコストを下げて3ターン目に使う動きはかなり強いので、「むら気な賢者」(or「イリダン党の予習」)で軽減できる目途があればキープする価値は少し上がる。
・「イリダン党の予習」は初手にキープするべきかどうか
現在スタンダードカードプールには異端カードは7枚しかなく、かつ全て低コストなため、かなり高頻度で狙ったもの(外しても狙いに近いもの)を手に入れられる。
キープすると序盤の安定度は上がるが、他の異端カードのほうが初手に引きたい、中盤に発見で場面に必要なものを選びたい、終盤まで残れば「サセーノ」コンボの打点になる、という理由で私はだいたいマリガンで返している。ただし、「予習」が左端にあり、異端のための確実な枠開けとして使えるならキープする。
初手に必ずキープ
序盤の安定度上がるのが大事に決まってんだろ!!!
初手の異端はできるだけ2ターン目に使いたい。パワーカードの「セキュリティ!!」、序盤にコスト軽減がはまればテンポに大きく貢献する「むら気な賢者」を狙うことが多い。
小ネタとして、「予習」はコスト軽減効果によって発見してもコスト損しないように設計されているが、「魔眼光」だけ例外。「魔眼光」は異端ならコスト軽減が効かず常に1コストなので、予習の軽減効果を無駄遣いしてしまう。
「予習」(「魔眼光」発見)→左側の異端カードプレイ→右端の「魔眼光」と使えばコスト軽減効果を無駄なく使うことができる。
(3)対戦相手ごとのプラン
①対赤デスナイト 五分
・常にキープ
グレイブター、ステージ殺到
せっかく展開したのに「血の沸騰」「死体爆裂」で5ターン目には除去されてしまうので困っている?
いいえ、それは困っていません。それらを使われたならナイスプレイングです。落ち込む必要はありません。5ターン目の除去はガッツポーズしてください。
異端デモハンが最も恐れるのは「シャウトするバンシー」を余裕をもって盤面に置かれることです。
異端デモハンは体力6を除去する手段が相当限られるので、バンシーの処理に相当苦労します。
「相手に除去を強制させる展開を続けて、バンシーを盤面に置く暇を与えない」ことが対赤デスナイト戦のポイントです。
基本ゲームプランは以下の通り。
1~3ターン目 ミニオン展開やドロー、異端を使い「復讐者」を軽くする
4ターン目 「グレイブター」装備
5ターン目 全除去を使われるターン。「血の沸騰」対策に体力5の「復讐者」を盤面に置いておく。「死体爆裂」なら死体を消費し「吸血鬼の血」を防ぐのでそれも良し。グレイブターのために異端カード使用。
6ターン目 異端カードを連打しグレイブターによる大量ドロー(5枚以上は引きたい)+展開
7ターン目 「魂の盗み魔」が使えない最後のミニオン展開チャンス。「ハルヴェリア」を打点に使いやすいターンでもある。「パッチウァーク」を置く隙を与えない。
8ターン目 「サセーノ」「荒くれファン」OTKで勝ち!!
一番のポイントはグレイブターを装備したターンに振らないこと(装備した時に振るなら次のターンは振らない)。OTKのために大量ドローをしたいので、急いで使わずにしっかり断末魔を貯めたい。武器の打点は、「バンシー」「アルカナイト・リッパーのトークン」「ノーム喰らい」の生命奪取持ちミニオンを一発で倒す貴重な打点となる。
多分一番需要あるのが対赤デスナイトだと思うのでここだけ頑張りました。
「荒くれファン」のバーストが出せなくなったのはマイナスだが「伯楽」で盤面は強くなった。「吸血鬼の血」が発見されなくなったことはプラスなのでトータルで相性はそこまで変わっていない。毎ターンそこそこの展開を続けると赤デスナイト側は除去が噛み合わなくなりがちなので、常にプレッシャーをかけ続けたい。
「ドブネズミ」を雑に投げられがちなマッチなので、「伯楽」がうっかり飛び出て圧勝するパターンも生まれた。
②対青デスナイト 有利 微不利
急襲ミニオンの差で盤面処理はこちらが有利なため、盤面で押し負けることはあまりない。負けパターンは「マイト・オブ・メネシル」「フロストワームの憤怒」の連打で盤面を無視したダメージで押し切られること。こちらは盤面を止められても「サセーノ」で勝つためにドローを進める必要がある。
5ターン目までの「復讐者」連打はテンポでゲームを決めうるが、6ターン以降になると出してもどうせ凍結されるので、フロストワームの除去のために手札に温存するのも手。
青デスナイトに回復や挑発など身を守る手段は入っていないが、デスナイトは発見で何でも持ってこれるクラス。「ネルビアンの大臣」産のカードが残っているならあらゆる可能性に気を付けたい。
「音響エンジニア・ポジック」を出されると急襲で盤面を取り返すことが極めて難しくなる。できれば序盤から横展開をして「ハルヴェリア」をちらつかせて相手にトレードを強要し、有利なライフレースを仕掛けたい。「伯楽」で盤面を強化してもどうせ凍結で止められてしまうので、このマッチでは「荒くれファン」コンボができなくなったのはマイナス。
③対異端デーモンハンター(ミラーマッチ) 五分
・追加キープ
(序盤の動きがある場合)「ホークストライダー伯楽」
中盤以降に盤面を握ったほうが「ハルヴェリア」のバーストダメージを叩き込んで試合を決めることが多かった。「サセーノ」を小型ミニオンの除去に使う、「荒くれファン」+急襲で「剛腕の復讐者」を除去することも考慮に入れて、盤面が有利なまま相手にターンを返さないようにしよう。
お互い全体ダメージカードはないので「セキュリティ!!」の横展開を返すためには「セキュリティ!!」しかない。ドローを他で補えるなら「イリダン党の予習」で積極的に狙いたい。
盤面の取り合いになるのでミラーマッチの「伯楽」は最強カード。中途半端な展開は急襲の殴り合いで決め手にならないので、コスト軽減を活かして「伯楽」から強力な盤面を作りたい。
また3ターン目(やコインから2ターン目)の空の盤面に「伯楽」が着地すれば相手は返すのは非常に困難。生き残ればそのままゲームを決定づけるパワーがあるので、序盤の盤面をとれる算段があれば「伯楽」をキープ。
④対遺物デーモンハンター 五分
・常にキープ
グレイブター、ステージ殺到
「火葬のオーラ」が抜けてきたため、序盤の展開力で押し切る方がいい。
序盤の展開力はこちらに分があるが、小型ミニオンの展開は「火葬のオーラ」「フェル全開」で対処されてしまう。フェル全開のマナ渇望が発動しない6ターンまでに除去を強要するような展開をして、大量回復を防ぎたい。
とはいえ、大量回復をされたとしても「グレイブター」の大量ドローができていれば「サセーノ」コンボで勝つことができる。ドロー力はこちらが上なので、対赤デスナイトと同じように相手に除去を強制させながら、コンボパーツをそろえることを目指していく。
結局遺物デモハン側が「遺物庫」「次元の遺物」をきれいに引けるかどうかなところはある。
⑤対トニードルイド 有利
・キープしない
グレイブター
・追加キープ
(序盤の動きが十分ある場合)ハルヴェリア・ダークレイヴン、ステージ殺到
全体除去が環境から消えたドルイドは異端デモハンにとってカモ。小型ミニオンの大量展開から「ハルヴェリア」につなげるのが基本的な勝ちパターン。リーサルダメージまで足りなくても「ハルヴェリア」でミニオンの攻撃力を上げておくことで「密集猛襲モッシャー」をケアすることができる。
ドルイド側に全体除去がないので、体力の低いミニオンを並べる裏目が存在しない。このマッチに限って、相手のミニオンをトレードするときは小型ミニオンを複数当てるより有利トレードをするのが原則となる。ただし盤面をミニオンで埋めてしまうと「ハルヴェリア」を出せずにリーサルを出せないことがあるのでそこだけ注意。
このマッチは「サセーノ」コンボをそろえるためにドローを進めるより、序盤からの展開を優先したい。「荒くれファン」や「サセーノ」はテンポで使っても序盤から攻めたてるべし。
⑥対ピュアパラディン 圧倒的有利
・キープしない
グレイブター
ヒーローパワーと11急襲ミニオンによって「聖なる盾」を苦にしない上、パラディンには急襲ミニオンがいないので盤面の取り合いに負ける理由がない。「グレイブター」を使わずとも「悲惨な追放者」が一度盤面に生き残るだけで、一生除去されずにマウントを取り続けられる。
「ヒカリエイ」「剛腕の復讐者」はともにナーフされた身だが、「復讐者」は使っていてナーフされた感覚がないほどすぐに軽くなる。一方で、パラディンにとっては痛いナーフとなってしまった。
⑦ミラクルローグ 有利 微不利
正直気づいたら勝ってることが多くてプランも何もない。
「ナイフの雨」があるもののローグの全体除去はその二枚だけ。横展開に強いとは言えない。
「ポスト乗り乗りダンサー」がいないので罪責の墓地トークンはそこまで大きくなりにくく、急襲ミニオンでトレードできることが多い。
ローグの主なドロー源は「ポーションベルト」による不確定最大4枚ドローだが、こちらは「グレイブター」で7枚ぐらいドローができてリソース量で勝てる。
防御手段がないので武器で顔殴ってれば勝手に勝てる。
等の展開で勝てたので、おそらく有利。知らんけど。
ランクが上がるとうまいミラクルにボコられるようになった。
⑧対トーテムシャーマン 謎
自分でトーテムシャーマンを使ったときはパワー0のトーテムを吸収で無限に除去され一瞬で殺された。
相手がトーテムシャーマンを使ったときは「彫刻刀」がミニオン処理しながらトーテム並べて圧殺された。
「彫刻刀」が強いことだけは分かった。
たぶん誰でも知ってる。
⑨対スペルデーモンハンター 不利
6ターン目には「シルバームーンの秘術師」「フェル全開」で大回復されてしまうので、5ターン目までに強い盤面を作ってマナ渇望しない「フェル全開」を打たせるのが理想。が、スペルデーモンハンターの急襲トークンが強く、そんな展開は難しいので不利マッチ。
6ターン目以降にまだ「秘術師」が使われていないならミニオン展開は避けて、武器でダメージを稼ぐのが理想。が、そんな展開は難しいのでフェル全開がないことにかけて展開するしか勝ち目が見えず、案の定「フェル全開」されるので不利マッチ。
勝ちプランはあるが、それを達成するための条件が厳しすぎる。
⑩アンデッドプリースト 有利
・常にキープ
獰猛なアウトサイダー
盤面を取る力に圧倒的な差があるので有利。序盤に攻められても中盤に盤面を取り返すことは容易だろう。
負け筋その1は取り返した盤面を「密言:不死」で返されて再展開の前に削られること。
負け筋その2は盤面を処理できるからと言って処理しすぎて「邪教幹部バサレフ」にヴァリューを出されるところ。特に蘇りミニオンを復活後も含めて倒すべきかどうかを検討しよう。ライフレースで勝てるなら相手に処理を押し付けたい。