これからのヨグ=サロン様の話をしよう

Hearthstoneについての自由帳

イリダン党選手権 予選抜けから決勝まで

はじめまして。

イリダン党選手権優勝したtiboltといいます。

まずはじめに、私自身はたいしたプレイヤーではないので、競技レベルで参考になるようなものは書けません。ご了承ください。ですが、イリダン党選手権の予選を抜けた後、デッキ構成をあれこれ考えるのは新鮮で、いつもの強いデッキを回し続けるラダーとは違う面白さがありました。今まで大会などに参加していない方に「こういう風に考えてたんだ、こういう試行錯誤も面白そうだな」と思ってもらえれば幸いです。

「構成って結局予選デッキからナーフ入ったウォーロック抜いて流行りのウォリアー入れただけじゃねえか」と思ったそこのあなた、まあもう少し聞いてくれ。

 

ウォーロックメタ構成フェイズ

予選大会での基本編成はテンポデーモンハンター、ガラクロンドウォーロック、スペルドルイド+αでした。テンポデーモンハンターとスペルドルイドはぶん回れば手が付けられないパワーがあると感じたので、はじめはウォーロックメタ構成のデッキ探しを始めました。

 

OTKデーモンハンター内なる悪魔

勝てない。回らない。難しい。髑髏が異端で使えない。凍結や武器破壊でメタられるとすぐ詰む。ということで私には使いこなせませんでした。「配信でこれ使えばうまい人っぽく映るやん」という色気があったんですが無理でした。

 

フェイスハンター

三匹がキル

どのデッキ相手でも勝てないんですけど???

「三匹がキル」が入ってからのフェイスハンターはかなり難しいデッキだと思います。序盤のミニオンでダメージを稼ぐことも大事、早くサイドクエストを達成することも大事、さらに軽いカードが多いということで毎ターンプレイの選択肢が多く、うまく使いこなせませんでした。ちょうど30点を削り切ることに特化したデッキ性質上、プレイミスが負けに直結しやすいのも辛いところでした。「強いデッキはミスしても勝てるデッキ」とはよく聞いたものです。

 

②とりあえず強いデッキ探そうフェイズ

決勝大会前にナーフ/バフが入ることが予告されたので、どうなっても対応できるように、まず使えるデッキを広げておこうと考えました。いろいろ作りすぎて魔素が解けました。初めてワイルド落ちカードを砕きました。さらばマイエクスナ。君のことは忘れた。

 

zooウォーロック

封印されしスクラップ・インプ

10戦回して一度もスクラップインプが初手に来なかったため解体。

ランク3からこれ回してランク5の底辺まで行った時は決勝を辞退すべきか悩みました。グランドマスターズ一週目でtom60229選手のzooがくっそ弱そうに見えたのも含めて二度とつかわないと決意。

 

ドラゴンハンター

ストームハンマー

ハンマーが引けてロットネストドレイクで除去してと回れば最強なんですがその二枚のカードに依存したデッキなので安定しない印象。分回りが強いデッキなので勝てるときは簡単に勝てるのは私にとって良し。

 

ラクロンド(ハイランダー)ローグ

刻まれし運命

ローグはドラゴン年からほとんど使っておらず、発見や悪の手先のランダム要素をうまく使いこなすデッキなので、決勝に残った他の実力者とミラーをしたくないと思ってしまいました。エドウィンルートぐらいしか圧力をかけていく展開ができない、除去や悪の手先がかみ合わないと盤面を作れない、aoeもない、という難しさもありました。私には難しいと思う一方、うまく組み合わせてゲーム展開をこつこつ作っていく面白さが他の強豪プレーヤーには人気だろうなと、ローグをメタった構成にできればとぼんやり思いました。

 

テンポ(爆弾)ウォリアー

海賊の隠し武器

いきなり八連勝できて、久しぶりにパワーあるデッキを使っている実感がありました。有力候補①

 

 

復活プリースト、ガラクロンドプリースト

無限竜の息吹

除去が豊富、回復もあり、ガラクロンドのリソース補充あり、とデッキパワーはとても高く感じました。強デッキであるテンポウォリアーに強いのも良し。ただ、ゲームが長引くデッキ性質上ミラーするとプレイスキル差が出そうなのが心配でした。

有力候補②

 

マーロックパラディン、トーテムシャーマン、海賊ウォリアーetc……ぶん回りを求めてあらゆるアグロデッキを試してみましたがデッキパワーが低すぎて断念。

 

③ナーフ後~デッキ確定フェイズ

ナーフ後にガラクロンドローグが流行っていましたが、自分はそこまで強いと思えませんでした。使いやすく強いテンポデーモンハンター、テンポウォリアーがローグに強いこともあって、ローグメタ構成にすることを決めました。また、上記2デッキはメタりきれないと割り切り一つはBANしてもう一つは諦めることにしました。

ということで残り2デッキに求められた条件は

a,ローグに勝てる

b,テンポデーモンハンター、テンポウォリアーには負けてもいい

c,単純に強い

この三条件を満たすスペルドルイドがまず確定。ローグに勝てないプリーストは除外。

残り1デッキを探す旅に。

 

フェイスハンター(再び)

改造ヤマアラシ

HSReplay上ローグに最も有利なデッキであり、できれば使いたかったです。しかしバフが乗ったヤマアラシを手札に返されるだけで簡単に負ける試合も多く、有利なローグ相手ですら勝率が安定しませんでした。決勝戦にTredsred選手がイノシシ型のより前のめりな型を持ち込んでおり、さすがだなあと感心しました。もし過去に帰ってもう一度大会に出るとしたら、ハイランダーメイジの枠はあのフェイスハンターにすると思います。

 

ハイランダーハンター

恐竜使いブラン

フェイスハンターではデッキパワーが足りないということで握りましたが、盤面を作る力がそこまで強くなく、不利な展開を返せるaoeがゼフリスぐらいしかいないため、いまいち。ぶん回れば簡単に勝てるので、一応候補かなあ?

 

ハイランダーメイジ

ヨグ=サロンのパズル・ボックス

ぶん回ればレノで除去しながら押し込むこともできるし、不利な展開を返せるカードも多いし、ハンターよりもこっちでよくね? はい、採用。

ローグとの相性はHSReplayではよくわかりませんでしたが、予選ではそこそこ勝てたので微微微微微有利ぐらいあるんじゃないでしょうか? あってほしいなあ。

 

ということで決勝戦に持ち込んだデッキは

1⃣テンポデーモンハンター

2⃣テンポ爆弾ウォリアー

3⃣スペルドルイド

4⃣ハイランダーメイジ

になりました。

この構成が正解とも思いませんし、デッキ内の採用カードについては全く自信がありませんが、冒頭でも述べたように「こういう風に考えてたんだ、こういう試行錯誤も面白そうだな」と思ってもらえれば幸いです。

 

御拝読ありがとうございました。

それでは、皆様にヨグ様の加護があらんことを。